2016/01/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 はてなブックマーク - 知らないと地味に困る現場ランゲージ

知らないと地味に困る現場ランゲージ





なんだか、いつの間にか使ってるけど、「どこからやってきたか分からない言葉」というのが現場にはあります。
ここで言っているのは、カタカナ語とかああいう類のものです。
こういうやつ。

【使い過ぎるとカッコ悪い】 IT業界のルー語 BEST40

一見こういうの、馬鹿にしがちですが、使う人も多いし説明する際に便利だったりします。
確かに使いすぎるとダサいんですが、覚えておいたほうが情報共有の観点では便利だと思います。

僕の個人的な会話の聞き方としては、脳内変換かけるとともに、カタカナ語好きやなぁとしみじみする感じです。


で、今回特に考えてみたいのが日本語のそういう言葉。分かりますかね。
日本語なだけにみんな無意識に使ってて、一般的な用語として混在しがちな気がするのですが、
これらも知らないと困る気がするのです。

ということで、それらを「現場ランゲージ」として勝手に命名し、考えてみようと思います。







思いつく限り、あげてみます。(他業種でも使われるのかな?)


・棚卸し
・頭出し
・旗振り
・五月雨
・えいやー
・正直ベース
・雛形
・横展開、ヨコテン
・縦串・横串


あんまり思いつかなかった。
(他にあったら教えてください!)





・棚卸し
誰にアサインされているか、どういう問題があるか、進捗はどうなのかなどを話し合って決定する。

・頭出し
やり方を丁寧に説明して、作業を円滑に進める補助をする

・旗振り
ある計画やタスクの先陣を切って仕切る、リードする

・五月雨
タスクを並行させて進める。1つが終わらないうちに他の作業が発生する状態

・えいやー
割と曖昧な言葉な気がする。一気に何かをすること。

・正直ベース
本音と建前を抜きにして、正直に言うけど怒らないでね、の意。(独自解釈)

・雛形
サンプル、見本。

・横展開、ヨコテン
1つの問題が発生した際に、派生して他の箇所でも同様の問題が無いかチェック、修正すること。

・縦串・横串
あんまり使わないかな。レイヤーを超えて一気通貫することが縦串。
横断的なチェックをすることが横串、かなぁと思ってるけど未だに僕には謎。




軽くググってみたんだけど、びっくりするぐらいに分からない。
ホントどこから生まれてきたんだろう。

僕個人の経験としては、研修では一切出てこなかったし、習ってもいない。
もちろん学生時代も見聞きしたことは無い。

例えば、「棚卸し」であれば、本来の意味の在庫整理でバイトやってる友達が
使うだけだったりする。





では、なぜ使われているか?
まぁ、1つは便利だから。だと思う。
単語1つで「どういう儀式をしてどういうゴールを見出したいか」が伝えられるから。


そういう現場ランゲージをとある人が使っていて、
同じ文脈を効率的に伝えるために他の人も使うようになったんだろうな、って推測しか出来ない。




なかったら、ちょっとは困るのかもしれないですね。
伝えるスピードが遅くなるような。

でも、コミュニケーションの曖昧さは回避出来るかもしれない。
「えいやーでやったので…」ってニュアンスはわかるけど結局何をしたのか。みたいなことにはならない。




OJTで入ってきた研修後の新人か、謎の経験3年としての経歴でいきなり現場に来た新人かはわかりませんが、
一番困るのは彼らでは無いでしょうか。


いきなり「△△の棚卸しなんですけど…」とか「アレの頭出しをしておいて」とか言われる可能性はあるけど
その言葉を知る機会ってなかなか無い。

もういっそ、素直に「棚卸しってなんですか?品出しですか?」って聞くしか無い。




ということで、不思議な言葉がどこからやってきたか分かんないけど
便利な言葉として無意識に使われているよねーという話でした。


どの手段にも言えることだけど、用法用量を守って正しくお使いください、を守っておけば
こういった言葉も効果を発揮すると思う。
あと、そこはかとなく仕事出来てる感を出すこともできる(そのために使ってる人もいるんじゃないかなぁ、とか笑)


ただし、知ってて当たり前と思って使わないほうが良いでしょう。
ニュアンストークになって明確さに欠けてしまうかもしれないし、
意味が通じてないのにお互い言葉の意味の認識が違って齟齬が生まれたり…もあり得る。





2 件のコメント:

  1. なぜググってもわからないか。
    1.普通の日本語だから。
    棚卸し:店の棚卸しになぞらえて人の現況などを調べるという用法は1750年くらいからある。
    雛形:サンプル、見本という使い方は寛政八年(1790)徳川禁令考に「雛形之通帳面に仕立可差出候」というのがある
    2.世代が違う。1970~1990くらいのビジネス用語
    ~ベース:1950年のブラリひょうたんという本に本に「まず国民の生活の基準ベースをきめる」という表現がある。このころ流行ったんでは
    旗振り:同じくブラリひょうたんに「先発の旗振りによって進むから」という表現がある。
    五月雨:継続せずに繰り返す用法、たとえば五月雨ストという言葉は1980年の本にあるらしい。
    その他もそんな感じでは
    3.ローカル用語
    頭出し、のその用例は知らない

    アドバイス:言葉を調べるときは、ググるよりも辞書を見るほうがいいです。

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    1. >kisさん

      べ、勉強になりました!

      そうですよねぇ。ググって出なかったから、というのはちょっとお粗末かなぁと思いつつも書いてしまいました。
      辞書、そうですね。他にも参考文献あたるとかなるべく出典を元に色々話しをしていければなぁと思います。

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